【12/17(土)19:30-】Bステナイト トーク&交流イベント『これからの多文化共生を語ろう。』

発信と交流をテーマにした拠点
「BORDERLESS STATION」始動!

差別偏見のない多文化共生社会へと国際交流シェアハウスを運営しているボーダレスハウスが新たに手掛けるプロジェクト。
発信と交流をテーマにしたコミュニティプレイスBORDERLESS STATION (略してBステ)が東京浅草橋で2022年11月オープンしました。

そんなBステのメイン企画が Bステナイト がいよいよ始動します!
Bステナイトは様々な活動家をゲストとして招いて話を聞けるだけでなく、食事をしながら参加者との対話も楽しめる交流型イベントです。

Bステ代表 李成一が、今一緒に語りたい、話を聞いてみたい活動家たちをゲストにお招きしていくのですが、今回はBORDERLESS STATIONのテーマでもある異文化理解、多文化共生をテーマに活動されている方と一緒に語ろうという企画です。

これからの多文化共生を語ろう

”多文化共生”、”異文化理解”、はたまた”多様性”、といっても、自分ゴトとして捉えらずらいですよね。一見の重そうなテーマだからこそ、当事者や活動家の”生の声”を通じてまずは知ること。決して自分とかけ離れた世界の話ではありませんし、身近に感じられる共通点もたくさんあるはず。それが興味関心へ、好奇心へと次の一歩へのつながります。

パーソナリティ 李がゲストの個性とホンネを引き出しながら、難しいイシューもよりわかりやすく、より楽しく語る時間をお届けします。

知ることから始めよう。好奇心があなたの世界を広くする。「ちがう」にであう。 世界がひろがる。新しい価値観に出会うBORDERLESS STATION のBステナイト、ぜひご参加ください!

リアルな場でお会いできることを楽しみにしています!

ゲストスピーカー

 

山田拓路 さん
世界につながる子どもと社会をつなぐNPO法人メタノイア 代表
1985年生まれ、兵庫県出身。愛知県のフィリピン学校「ELCC 国際子ども学校」に勤務した後、NPO法人「可児ミッション」事務局長などとしてフィリピンにルーツをもつ子どもを対象とした保育所や日本語教室を岐阜県内に開設、園長・教室長を務める。NPO法人青少年自立援助センター「YSCグローバル・スクール」で主にオンライン日本語教育システムの事業担当した後、2021年、NPO法人メタノイアを設立し代表理事に就任。日本語教師・保育士・行政書士。

外国にルーツをもつ子どもの教育・保育や権利保護活動をおこなっているNPO法人メタノイア 山田さん。
東京都足立区で、3歳〜18歳を対象とした日本語/放課後学習支援教室を多拠点展開されています。また、クルド難民の子ども・若者たち(埼玉県川口市の対面教室 15人)、 ウクライナ難民の子ども・若者たち(東京・埼玉の各対面教室、及びオンライン5〜10人)への学習支援もスタートされています。
日本ではすでに300万人もの外国籍住民が暮らしています。18歳以下も30万人を越え、次世代が国内で育ってきています。
定住していく子どもたちがそれぞれの多様な可能性を最大限発揮できる環境こそが、今の日本に求められているのです。
多くの外国ルーツをもつ子供たちとの苦難と葛藤、希望に寄り添ってきた山田さんの、その活動の裏側と描く未来、について語り、参加者の方々とのQ&Aにどんどんこたえていきます!

NPO法人メタノイアホームぺ―ジはこちら>>>

 

青山 明弘 さん
ピープルポート株式会社 代表
大学在学中に、国際協力の現場を見て回った経験から、社会問題を解決しつつ継続的な活動ができるソーシャルビジネスに興味を持つ。2013年ボーダレス・ジャパンに新卒入社し、「出身や国籍による差別偏見をなくす」ことを目指すボーダレスハウス事業部へ配属。2014年より同事業部台湾支店立ち上げのため渡台し、2年で黒字化させ2016年に帰国。その後、母国での紛争などを理由に日本へ避難をしてきた難民が、経済的・心理的に厳しい状況に置かれている事実を知り、2017年12月「日本での難民雇用創出」を目指すピープルポート(株)を創立、同社代表取締役社長に就任し現在に至る。
ZERO PCホームページは>>>
インタビュー記事はこちら>>>

 

イベント概要

 

【日  時】12月17日(土) 19:30~21:30
【プログラム】
19:30~20:20  第一部 トークセッション
20:20~21:30   質疑応答~懇親会
【参加方法】
会場(東京浅草橋)での参加
食事(オードブル)& 1ドリンク付き:2,500円
※先着20名
【お申込みフォーム】
こちらのフォームよりお申込みください。
参加申し込みフォーム>>>


 
●会場となる東京浅草橋にあるBORDERLESS STATION
(東京都台東区柳橋1丁目10−8)


●ボーダレスハウスのイベントの様子


【BORDERLESS STATIONとは】
東京浅草橋を拠点とし2022年10月にスタート。異文化理解・多文化共生の新しい発信と交流の拠点。
「ちがう」にであう。 世界がひろがる。異文化理解・多文化共生の新しい発信と交流をテーマにした拠点。
金曜と土曜の夜ダイニングバーとして営業。水曜日はシェアキッチン(場貸し)として他の外国料理のお店の方に営業。

ホームページ:https://www.borderless-house.jp/jp/bstation/
Instagram:https://www.instagram.com/borderlessstation/



◆パーソナリティー◆

李 成一
ボーダレスハウス株式会社 代表取締役社長

日韓台で国際交流シェアハウスを運営中。在日コリアンとして、すべての人が自分のルーツに誇りを持って自己実現できる社会を目指して活動中。
ボーダレスグループを牽引する社会起業家の一人。

 

【イベント参加お申込みフォーム】
こちらのフォームよりお申込みください。
参加申し込みフォーム>>>


【12/8(木)19:00-】BステナイトVol.1『 ボーダレス創業者田口、鈴木と語る ”創業とこれからのはなし”』

発信と交流をテーマにした拠点
「BORDERLESS STATION」始動!

差別偏見のない多文化共生社会へと国際交流シェアハウスを運営しているボーダレスハウスが新たに手掛けるプロジェクト。
発信と交流をテーマにしたコミュニティプレイスBORDERLESS STATION (略してBステ)が東京浅草橋で2022年11月オープンしました。

そして、Bステのメイン企画として様々な活動家をゲストとして招いて話を聞けるだけでなく、食事をしながら参加者との対話も楽しめる交流型イベント Bステナイト を初開催!
会場参加がメインとなりますが、今回はオンライン参加も可能なハイブリット型での開催にチャレンジ!

ボーダレスハウス(株)代表の李成一が今一緒に語りたい、話を聞いてみたい活動家たちをゲストにお招きしていくこの企画。記念すべき第一回は、李の強い要望により苦楽を共にしたボーダレスグループの2人、ボーダレス・ジャパン 創業者の田口氏(通称たぐっさん)と鈴木氏(すーさん)が登場します!

創業とこれからのはなし

現在世界16カ国で49のソーシャルビジネスを展開するまで成長したボーダレスグループですが、そのグループを牽引してきた共同創業者の田口氏と鈴木氏。
15年前創業した頃のお話から今に至るまでのストーリーや苦労話、そしてこれからのソーシャルビジネス、ボーダレスジャパンの目指す世界と展望について語り合います。

パーソナリティ 李がゲストの個性とホンネを引き出しながら、難しいイシューもよりわかりやすく、より楽しく語る時間をお届けします。
知ることから始めよう。好奇心があなたの世界を広くする。
「ちがう」にであう。 世界がひろがる。
新しい価値観に出会うBORDERLESS STATION のBステナイト、ぜひご参加ください!

リアルな場でお会いできることを楽しみにしています!

ゲストスピーカー


田口一成
株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役社長
早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。卒業後、㈱ミスミ(現・ミスミグループ本社)を経て、25歳で独立し、ボーダレス・ジャパンを創業。
現在、世界16カ国で49のソーシャルビジネスを展開し、従業員は約1,200名、グループ年商は65億円を超える(2022年11月現在)。
日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」、Newsweek「世界に貢献する日本人30」に選出された。
著書に『9割の社会問題はビジネスで解決できる』(PHP研究所)がある。

 

鈴木 雅剛
株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役 副社長
1979年生まれ。山口県出身。 2007年、国内外の貧困、地球温暖化、難民問題等の社会課題をビジネスで解決する「ソーシャルビジネス」しかやらない会社として、田口一成(同社代表取締役社長)と共に株式会社ボーダレス・ジャパンを創業。
丸井グループ サステナビリティアドバイザーメンバー(社会分野)就任(2019年)。環境省事業「アフターコロナ・ウィズコロナ時代のサステナブルな社会の在り方に係る研究会」委員就任(2020年)。

 

イベント概要

第一部(50分)トークセッションはオンラインでもご参加いただける会場からの配信型(ZOOM)でお届けします。
第二部(70分)は東京浅草橋のBステにお越しいただいた方たちとゲストとの懇親会として続きます。

【日  時】12月8日(木) 19:00~21:00
【プログラム】
19:00~19:50  第一部 トークセッション (オンライン&会場参加)
19:50~20:00   休憩 
20:00~21:00  第二部 懇親会 (会場参加者のみ) 
【参加方法】
①会場(東京浅草橋)での参加 
 食事&1ドリンク付き:2,500円
 ※先着20名
②オンライン参加(第一部のみ) :無料
※先着50名
※ZOOMでの参加

【お申込みフォーム】
こちらのフォームよりお申込みください。
参加申し込みフォーム>>>


 
●会場となる東京浅草橋にあるBORDERLESS STATION
(東京都台東区柳橋1丁目10−8)


●ボーダレスハウスのイベントの様子


【BORDERLESS STATIONとは】
東京浅草橋を拠点とし2022年10月にスタート。異文化理解・多文化共生の新しい発信と交流の拠点。
「ちがう」にであう。 世界がひろがる。異文化理解・多文化共生の新しい発信と交流をテーマにした拠点。
金曜と土曜の夜ダイニングバーとして営業。水曜日はシェアキッチン(場貸し)として他の外国料理のお店の方に営業。

ホームページ:https://www.borderless-house.jp/jp/bstation/
Instagram:https://www.instagram.com/borderlessstation/



◆パーソナリティー◆

李 成一
ボーダレスハウス株式会社 代表取締役社長

日韓台で国際交流シェアハウスを運営中。在日コリアンとして、すべての人が自分のルーツに誇りを持って自己実現できる社会を目指して活動中。
ボーダレスグループを牽引する社会起業家の一人。

 

【イベント参加お申込みフォーム】
こちらのフォームよりお申込みください。
参加申し込みフォーム>>>


大学生の”いま”からできる海外進学~今こそ「世界」に出て、「英語」で学び、自由に生きる~

こんにちは!
ボーダレスハウスのRikoです!

大学生の皆さまがもっと充実した春休みを送れるように、応援企画として開催される2週連続オンラインイベント~第2弾~について、お知らせです!

春休み直前スペシャルトークセッション!
大学生の”いま”からできる『海外進学』とは?

海外進学 = 高校卒業後に海外大学へ進学することだと思っていませんか?「もう日本の大学に通っている自分には関係ない」と思う方も多いはずです。

実はあまり知られていない、海外大学への編入や大学院進学という、日本の大学から海外へ進学するというルート。
いつかは海外で働きたい、海外移住したい、と考えているなら、今が行動を起こすときかもしれません。

今回ゲストスピーカーとして登壇するのは、海外進学、海外就職 、英語などに関する情報を幅広く発信されている起業家/教育革命家の白川寧々(しらかわねね)さん。
日中英のトライリンガル。高校時代に独学で英語を学び、米国デューク大学に進学、マサチューセッツ工科大学(MIT)MBA修了。
ご自身の経験はもちろん、教え子である大学生たちのお話から、海外進学のリアルや、国内で実践できる英語の勉強法などについて、お話しいただきます。

【イベント内容】こんなことをお話します!

①コロナ禍のいま日本の大学生たちが海外を目指すべき理由
・なぜ、いま海外進学なのか?
・英語で学び、グローバル賃金を得て、経済的自由を手に入れる方法とは?
・ロールモデルのご紹介
#1: 日本の大学⇒ベルギーの大学へ編入
#2: 日本の大学在学しながら、ヨーロッパ大学へ出願中
#3: 日本の大学卒業後⇒大学院進学

②お金、就活、そして英語力。あらゆる悩みをシンプル化
・結局、自分の場合はどうしたらいい?という疑問を解消

③春休みに誰でも”国内”でできる英語の学び直し
・寧々さんが解説:英語ネイティブ脳みそのつくりかた
・国際交流シェアハウスで学ぶ”生きた英語” EOPシェアハウスとは?

【なぜ今このテーマなのか?】

今回のイベントで取り上げるのは、『大学生の海外進学』・『英語の学び直し』という2つのテーマ。

1つ目のテーマ、『海外進学』
いまの大学生のほとんどが、入学以来ずっとコロナ過で大学生活を送っています。先が見えない”不安”、このまま卒業を迎えてしまうのではないかという”焦り”。
予定していた留学が中止・延期になったり、海外への道を諦めてしまった大学生たちに、たくさん出会いました。

まだ海外への想いを完全には諦めきれない、いつかは海外へ。という気持ちが少しでもあるのであれば、コロナ収束を待ってから考え始めるのではなく、この期間を”いつでも海外に羽ばたける準備期間”にできるはず。

2つ目のテーマ、『英語の学び直し』
英語を学ぶではなく、今後「英語で学ぶ」人になるためにどうしたらいいのか、現時点でのレベルは問わず、国内で今日から挑戦できる学び直しの方法を具体的にお話します。

この2つのテーマのお話を通じて、いま自分の中にある”モヤモヤ”をはっきり認識したうえで、「じゃあ今から何が出来るか」と、思考と行動のスイッチをオンにしてほしいと思います。
この春休みや新学期に新しい挑戦がしたくなる、そんなきっかけをくれるイベントです。


【こんな方はぜひ参加してください!】


「いまの大学生活に満足できない」
「いつか海外に行きたい、住みたい!」
「入学したけど、やりたいことと違った、やりたいことが見つからない」
「もうすぐ就活が始まるけれど、海外就職にも興味がある」
「国内で英語力を身に付けたい!」

ぜひお友達も誘って、お気軽にご参加ください★

イベント概要

【日時】
2022年2月5日(土)11:00~12:30(10:50から入室できます)

このイベントは大学生の皆さまがもっと充実した春休みを送れるように、応援企画として開催される2週連続のイベントです。

第1弾のイベント情報はこちら
★エシカル就職最前線~自分の価値をアップしよう!人事に聞く就職攻略のヒント~

【参加費】
一般チケット:無料
アーカイブ視聴:無料

【参加お申込みリンク】
https://bheop02.peatix.com/

【プログラム】
・主催者ボーダレスハウスのご紹介
・ゲストスピーカー白川寧々さんによる講演
①コロナ禍のいま、日本の大学生たちが海外を目指すべき理由
②お金、就活、そして英語力。あらゆる悩みをシンプル化
③春休みに誰でも”国内”でできる英語の学び直し
・質疑応答
・お知らせとメッセージ
※質問はイベント中チャットにて随時お聞きいただけます
※プログラム内容は変更になる可能性があります

【登壇者】

白川寧々(しらかわねね)
起業家/教育革命家/国外逃亡者を守護する召喚獣/一般社団法人Waffle アドバイザー


〜プロフィール〜
教育起業家。日中英のトライリンガル。華僑。 6歳で来日後、日本国籍取得。フェリス女学院中学・高校時代に独学で英語を学び、米国デューク大学に進学。卒業後、米国大手コンサルティングファームを経て、マサチューセッツ工科大学(MIT)MBA修了。2015年にタクトピア株式会社、2017年に世界の10代向け起業家教育プログラム「FutureHACK」を創設。グローバルキャリアと日中英の3言語能力を生かして現在までに世界20カ国、累計1万5千人の学生に対してアントレプレナーシップ教育を行う。2018年に「教員をグローバルリーダーに。」というミッションの基、「Hero Makers」を創設。同事業は経済産業省「『未来の教室』実証事業」に採択された。2020年には、IT分野のジェンダーギャップを埋めることをミッションとする一般社団法人Waffle アドバイザーに就任。ねねみそ相談サロン(Facebook グループ)でも活動中。

YouTubeチャンネル「白川寧々チャンネル」
Twitter

★書籍
国外逃亡塾 普通の努力と少しばかりの勇気でチートモードな「自由」を手に入れる 
英語ネイティブ脳みそのつくりかた 


【注意事項】
イベントは記録用に録画をさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
大学生向けの内容ですが、大学生以外の方もご参加いただけます。

エシカル就職最前線~自分の価値をアップしよう!人事に聞く就職攻略のヒント~

このイベントは大学生の皆さまがもっと充実した春休みを送れるように、応援企画として開催される2週連続のイベントです。


年間1,000人以上の学生と面接する人事が考える
令和の時代を生き抜くためのポイントとは?


近年、大学生の就職活動が大きく変化してきているといわれています。
終身雇用や、大手への就職が尊ばれていた時代から、より一人一人に合った成長環境や会社のビジョンなどが重視される時代になってきています。
また、近年、企業の経済活動と社会貢献の両立が注目され、CSRなどのSDGsへの取り組みを重要視している企業が国内外を問わず増えており、大学生自身も働きながら社会貢献をしてみたいという若者が増えてきました。

多くの企業が社会貢献活動との両立にシフトしている今、企業に求められている人材とはどんな人材なのでしょうか。

そこで今回は、日本にて社会課題解決に取り組む第一人者ボーダレスジャパンの採用人事鈴木と、2022年新卒で採用されたメンバーをゲストに呼び、選考過程や、面接の実際の再現、採用の決め手は何だったのかなどを赤裸々にお話させていただきます。

「どんな就活をすればいいかわからない。」
「社会貢献している企業の探し方が知りたい。」
「面接やESでどう自己表現すればいいかわからない。」
「もっと自分に合った働き方を探してみたい!」
「将来の為に大学で出来ることって何だろう。」

そんな大学生の皆さまに就活就活や今後のキャリア形成の際にどう自己理解を深めていくのか参考にしてもらえるイベントです。

下記のような内容をお伝えします。
#面接で見られるポイント、抑えておきたいES対策とは?
#CSR,SDGsに力をいれている企業の最新情報が知れます
#採用基準ぶっちゃけトーク
#自己分析に欠かせないポイント

春休みを充実させたい大学生必見のイベントです。
奮ってご参加ください!!



【日時】
2022年1月28日(金)19:00~20:30(18:50から入室できます)

【参加費】
一般チケット:無料
アーカイブ視聴:無料

【申し込み締め切り】
2022年1月28日(金)18時50分
※それ以降の申し込みは受け付けることができませんので、ご了承ください

【会場】
オンライン会議室Zoom
・【視聴】ページよりZoomリンクをご確認ください(リンクは開催前日までに設定されます)。また、当日Peatixに登録いただいておりますメールアドレスへもお送りします。
・当日18:50以降にリンクをクリックし、チェックインしてください。

【プログラム】
・『BHCAMP、ボーダレスジャパン』の紹介
・鈴木によるエシカル就職最前線のお話
(1)なぜ今、企業がソーシャル分野(SDGs,CSR)に力を入れるのか
(2)2022新卒による就活実演~ESや面接の受け答えから見る採用の決め手~
(3)就活で自分の価値をアップするためのの5つのヒント
・質疑応答
※プログラム内容は変更になる可能性があります

【お申込みリンク】
http://ptix.at/iK7Dep

【登壇者】

鈴木 健太郎
株式会社ボーダレスジャパン スタートアップスタジオ 採用

〜プロフィール〜
1994年、静岡県出身。大学時代は教育学部に所属し教師を目指す傍ら、「トビタテ留学JAPAN」にて海外の教育現場での教育留学や中高生向けのキャリア教育事業の立ち上げに取り組む。その後、生きずらさを抱える子どもの外的要因にある障壁・社会課題に目を向けるようになり、その解決の手段としてソーシャルビジネスを起業するため、株式会社ボーダレス・ジャパンに2019年に新卒入社。現在は、社会課題解決に携わる関係人口を拡大させるため、社会課題解決専門とする採用担当を担う。


崎濱 花鈴
株式会社ボーダレスジャパン 新卒RISE3期生(22卒内定者)

~プロフィール~
1999年生まれ、沖縄県出身。中学生時代から子どもの貧困問題に関心があり、教育面からのアプローチのために教師を志した。大学3年次に国連の提携する社会課題解決のビジネスコンテスト『Hult Prize』に参加した際に、おからのロス問題に出会う。『Hult Prize』東アジア大会でTOP6に選出された後、経済的困窮からお店を畳もうと考えるお豆腐屋さんに出会ったこときっかけに本格的にプロジェクトを始動。沖縄で作られる島どうふのおから問題の解決を通じて沖縄県経済を盛り上げ、沖縄県の貧困問題解決を目指している。現在はおからからできた食べられるスプーン、『PACOON島おから味』の開発・販売やおからミートの開発を行っている。

★ボーダレス・ジャパンHP
https://www.borderless-japan.com/
★新卒採用ページ
https://www.borderless-japan.com/recruit/fresh_rise/


【注意事項】
イベントは記録用に録画をさせていただきますので、あらかじめご了承ください

【4/6(火)19:30】社会起業家 田口一成氏の人生の価値を変える7つの哲学と1Action

こんにちは!イベント担当のYuyaです!

本日はオンラインイベントBORDERLESS HOUSE Labの告知です!

ボーダレスハウスでは、「人との出会いが人生を変える。」そう信じて、
シェアハウスでの”出会い”を通して多様な価値観を知る機会を提供したいという思いから国際交流シェアハウスを運営しています。

様々な人と深く関わり、その人の哲学に触れることはより自分自身の人生を豊かにする手助けをしてくれます。

この【BORDERLESS HOUSE Lab】は学生の皆さまに向けて「人生を豊かにする哲学と、人生を変えた行動」をテーマに、
ゲストとの’’出会い’を提供し、ボーダレスハウス代表が参加者のみなさまと共にゲストの哲学を紐解いていくトークライブです。

ー「人生の価値は、何を得るかではなく、何を残すかにある。」

これは70万回再生された世界13カ国、35の事業を展開するボーダレス・ジャパンの創始者 田口氏のTEDxHimiで行ったスピーチのタイトルです。

「僕はもともと好きなものがなくて、何か一つのことに集中して極めていく人がうらやましくて。何か社会にとって価値あることをやる人間でありたいという野心だけはあって、きっかけをずっと探していました。」

田口氏が社会起業家を志すことを決めたきっかけは大学生の時、発展途上国で栄養失調に苦しむ子どもの映像。
そこから留学先のアメリカでの出会い、そして就職したミスミでの同期との出会いを経て、ボーダレス・ジャパンを起業しました。

大学生のうちに自分の人生の価値を想像し、生き方を見つけることは簡単ではありません。

ー何かを諦めないために大学生のうちにできることとはなんなのか
ー自分の人生においてキーとなる人と出会うにはどうすればいいか

春から社会人になるあなたへ
新入生になるあなたへ
これから就活をしようとしているあなたへ
やりたいことを見つけたいあなたへ

TEDでは語りきれなかった田口氏の大切にしている7つの哲学と人生が変わるきっかけとなった1Acitonに出会っていただきます。

お申し込みページはこちら

イベントの詳細

・日時:4月6日(火)19:30~21:00
・会場:オンライン(zoomで行います)
・定員:大学生80名 社会人50名 youtube生配信チケット100名
・参加費:無料
・申込締切:4月6日(火)17:00(先着順)
・注意事項
*当日の様子を撮影したものを、ボーダレスグループおよびボーダレスハウスのWebサイト・広報物等で使用させていただく可能性がありますので、予めご了承ください。

▶▶お申し込みページ
※peatixでのお申し込みとなります。

ゲストプロフィール


ボーダレス・ジャパン 代表取締役社長
田口 一成氏
1980年福岡県生まれ。大学2年時に、発展途上国で栄養失調に苦しむ子どもの映像を見て「これぞ自分が人生をかける価値がある」と決意。株式会社ミスミに入社後、25歳で独立しソーシャルビジネスしかやらない会社ボーダレス・ジャパンを創業。2020年4月現在、社会課題を解決するための35の事業を世界13カ国で展開している。2019年2月、日経ビジネスが選ぶ「世界を動かす日本人50」に選出。

パーソナリティー


ボーダレスハウス株式会社 代表取締役社長
李 成一
日韓台で国際交流シェアハウス120棟運営中。在日コリアンとして、すべての人が自分のルーツに誇りを持って自己実現できる社会を目指して活動中。ボーダレスグループを牽引する社会起業家の一人。

<ボーダレスハウスとは?>
世界中から集まった若者が、一つ屋根の下で一緒に暮らしながら異文化に触れ合う、それが多国籍シェアハウス ボーダレスハウスです。日本にいながら、英語力の向上はもちろん、国籍を超えたハウスメイトとの最高の出会いと、たくさんの新しい価値観に触れる充実した異文化シェアハウスライフを提供いたします!
ボーダレスハウスのコンセントページ

<出会いと経験に特化した新サービス BH CAMP>
国際交流シェアハウスに住みながら、ボーダレスハウスオリジナルのインターンシップ体験できる出会いと経験に特化した2ヶ月の滞在×体験の新サービスを始めました!
プログラムページ

【多文化共生インタビュー】国籍の違いで対応が変わらない社会へ。one visa代表岡村氏が語る多文化共生を会社で実現するには

皆さま、こんばんは!ボーダレスハウスサポーターのなみです。
香川在住の高校3年生で多文化共生や多文化理解に関心があり、ボーダレスハウスのサポーターをやってます!

ボーダレスハウスでは多文化共生にまつわるオンラインイベントを9月からスタートさせました。オンラインイベントに関してはこちら

第一回目が9月3日に開催され、外国人労働者の第一人者である若手起業家中村拓海さんと岡村アルベルトさんを講師としてお招きして日本の外国人就労の現状とビジネスとしての多文化共生社会創りについてお話していただきました。

今回はそんなイベントの内容を簡単にご紹介させていただきつつ、多文化共生社会について岡村アルベルトさんにお聞きしました。

中村さん編はこちら!

若手起業家が語る日本の外国人就労の今と未来

オンラインイベントでは、岡村さんは外国人の在留資格取得をテーマに自分の幼少期の経験や日本企業の実態の事例を交えて、外国人が日本で在留資格取得の難しさの問題から、起業への経緯、そして未来への想いをお話してくださいました。

簡単にイベント内でのポイントをピックアップしてご紹介させていただきます。

<岡村アルベルトさんのプロフィール>

岡村アルベルト氏
1991年ペルー生まれ、大阪育ち。日本とペルーのハーフとして生まれ、6歳で来日。 幼少期に友人が強制送還された経験からビザに関する問題を解決すると志す。 大学卒業後、東京入国管理局の窓口で現場責任者を務め、年間2万件を超えるビザ発給に携わる。2015年に起業し、2017年6月にビザ取得サービスである one visaをリリース。

外国人に優しくない手続きの数々。日本で働く外国人がもっと気持ちよく在留資格を取り、働ける社会へ

岡村さんが、one visaを立ち上げた経緯、それは日本における外国人の在留資格取得の困難さを知ったことがきっかけでした。

出入国在留管理庁の業務を委託されている民間企業での経験から、長い待ち時間や、独自ルールによって、書類の不備が多くなり、何度も脚を運ばないといけない現状や、取得の困難さから、悪循環を断ち、効率よく多くの人々が在留資格を申請できるようなサービスが必要だと感じてone visaの起業に至りました。

one visaのビジョンは「世界から国境をなくす」こと

one visaのビジョンには、生まれる地域は決めれないけれど、働きたい場所や住みたい場所など、色んなことを自分で選択できる世の中を作りたいという意味が込められています。
国境には物理的な国境と、精神的な国境がありますが、one visaでは特に「物理的な国境」にサービスを通して、挑戦していきたい。人々が行きたい国、働きたい国を自由に選択できるようにしたいと仰っていました。

岡村さんの講義からは日本在住の外国籍の方々の肩身の狭さを感じる問題が多く見られました。

【イベント後インタビュー】自分自身に問を立て続けていくことで、物事がフラットになり、多文化共生社会へと繋がっていく

イベント終了後に、多文化共生社会作りに必要なことをテーマに岡村さんにインタビューしました。

なみ:まず最初に起業に関して聞かせてください。one visaではビザの取得のほかに教育事業も行っているかと思います。どうしてもその分野は利益を上げるのが難しく、ビジネスよりも非営利での支援の形で行われる団体が多いように感じますが、岡村さんがボランティアではなくビジネスでこの問題に取り組もうと思ったきっかけは何でしょうか?

岡村氏:ボランティアでは継続性がないからです。
「強くないと守れない」というある投資家の言葉が根底にあるのですが、この強いというのは、会社でいうキャッシュの面です。お金を事業で継続的に生みだし、自分たちでお金を回せる状況でないと、自分のやりたい信念というものは貫き通すことができないと思っています。

ボランティアや支援だとどうしても、大企業からの寄付や国からの助成金などに依存してしまいます。自分たちでコントロールしにくい部分があり、そのコントロールできない領域があることはサービスの不安定さに繋がります。
なので、安定してサービスを通して外国人の方をサポートするためにビジネスで行っています。

なみ:岡村さんがone visaを通して現在達成していることはありますか?またone visaが目指す次のステージを教えて下さい。

岡村氏:現在達成できていることは対外的な情報発信の基礎でしょうか。
事業として「これができている!」というものよりも、まだまだこれから行わないといけないことの方が多いですが、今後なにかを行ったときにすぐに情報を発信・拡散できる土台は築けているかもしれません。
また政府関係の勉強会などで、一般企業の視点から問題提起できていることも、大事にしていきたい現状です。

今後に関しては、もっと日本にいる外国籍の方々の支援をone visaとして形にできるようにしたいですね。例えば、日本に来てone visaだけで家が見つかって、銀行口座が作れて、クレジットカードが持てて、生活の基盤が整うような仕組みになったらone visaとして胸を張っていけます。

なみ:海外の方のビザや外国人の就労に関わる情報発信は、メディアの捉え方次第でさまざまな解釈を生む可能性もある中、情報発信を積極的に行っている理由とは何でしょうか?

岡村氏:幸いなことにこれまで一度も、伝えたいこととと、報道の仕方に齟齬があった例はなく。正しく発信をしていただいているという事実が一つ目の理由です。
もう一つの理由としては、日本全体において課題意識広く持ってもらうためです。広く課題意識が広まるにはメディアの力を借りてより多くの人に知ってもらい、関心のある人の母数を増やす必要性があります。
今、日本人の中に外国籍の方々との間に接点がなく、自分とは関係ない存在だと思っている方も多くいると思います。
しかし10年20年経って、彼らへの不信感が募ったときに、その抑止力になり得るのは当事者として自問自答した回数だと思います。
「外国籍の方々を受け入れていくとこういうメリット、デメリットがあるんだ」、「どうであれば外国籍の方々に来て欲しいな、とか、そういった自問自答の回数が増えていけば、外国人排斥反対など1つの火種が起きたとしても流されず、立ち止まって考えられます。
イメージ先行を正すという意味でも、メディアの力を借りながら色んな人々にone visaを認知して頂きたいと思っています。

なみ:岡村さんが事業を続けている中で岡村さんが現在感じているやりがいや意義とはなんしょうか?
岡村氏:僕たちが取り組んでいる課題は深いと感じていてます。
ちょっと頑張ったらすぐ結果が出るものではないので、現時点で、これを成し遂げている!というものはありません。
ただ、小さなステップのやりがいはあります。one visaの働きかけによって制度が1つ変わったり、多くの人たちに僕たちが唱えている課題を知ってもらえた時など、積み重ねて行っているような気がしています。
自分たちの新しいサービスで、外国籍の方が日本でより過ごしやすくなることに繋がっているのは、やりがいかもしれませんね。

なみ:就労ビザなどの対応をされる中で、日本の会社の意識や制度で足りないと感じること、違和感を感じることはなんでしょうか?

岡村氏:採用コンサルティングとか制度設計に精通している人に相談すれば、会社は結構変わると思うんですけれども、そもそも必要になのは事例が多くあって、多くの企業の担当者が見れる状態にすることですね。もちろんその各企業として頑張らないといけないところもあるんですけれど。
例えば、外国籍人材の知恵袋のようなものがあるといいですよね。企業にいつも思うことは、いかに日本人化「外国語の話せる日本人」を求めてる感じがすごくしますね。
国籍やバックグラウンドが違うことによる一長一短があると思っていて、デメリットは日本語が話せないことかもしれないけど、メリットとして文化が違うから見える景色違うことが挙げられます。
アメリカの上場している起業の人事からもわかるように、移民の方々はとても可能性を持っています。この可能性を僕は日本で活かしていきたいと思っています。
自分の国での当たり前とこの国での当たり前の違いがわかる。違いを知ってこの国の善し悪しも判断できるんですね。差を持っているからこそ、色んなアイディアやアクションを起こすことができると思います。
そこに、どちらかというとメリットというか外国籍の方々に入社してもらって、刺激をもらってビジネスにつなげていければ、良いなと思っています。
どうしても今は、労働力の部分で日本人と変わらないものを外国籍の方々に求めてしまうとすごい無駄なものになってしまうと思ってるので、採用するならば、国籍の方々に何を求めていくのかっていうのはちゃんと社内で言語化した上で採用した方が良いと思います。

なみ:withコロナの外国人の暮らしはどうなっていくと思いますか?

岡村氏:大きな変化はないと思いますが、家にいることが多くなるので、外国籍の人がコミュニティに属していく必要性はあるかもしれないですね。

なみ:日本語が話せない人たちがコミュニティに属するためにどのようなコミュニケーションを取る必要があると思いますか?

岡村氏:自治体がガイドラインを作って、推奨すれば、受け入れられやすいと思っています。
自治体の場合だと、例えばアイディアとして、あえて団地を1つ借り上げて、その中に外国籍の方に住んでもらうなどが考えられます。
そしておじいちゃんおばあちゃんもそこに住んでもらうんです。
そうすると皆に話し相手ができ、海外の方は話すことで言語が上達することができます。コミュニケーションに大事になってくるのは会話です。
この頻度が多くなれば、結果的に言語も上達し、人々との距離も縮まりまるのではないかと思います。誰も損をしない形で、かつ費用もかからずみんながハッピーになれるような事例は色々とあるので、チャレンジする方法はあるのかなと思います。

なみ:多文化共生について岡村さんが必要と思うことは何でしょうか。

岡村氏:自問自答を大切にしてほしいです。
基本的に、外国籍の方々は犯罪に関するニュースにおいてはメディアに取り上げられやすいです。
これは外国籍の方の犯罪がすごく非道で悪いものばかりということではなく、日本人の記事を書くより外国人の記事を書いた方が視聴者の目を引くという心理があるのではと、思っています。外国籍、日本籍それぞれの犯罪という風に見るのではなく、ニュースを通してちゃんと自分自身に問を立て続けていくことで、物事がフラットになり、多文化共生社会へと繋がっていくのではないかと思っています。

【12月2日(水)13:00】one visa主催!Global one team Award 2020 ファイナリストプレゼン大会を視聴しませんか?

“日本を代表する、外国籍人材活躍の現場”にスポットライトを当てるGlobal one team Award 2020

これから日本で就職を考えている外国籍の方々、日本における外国籍人材、共生社会のこれからに興味があるという一般の方は、どなたでもオンラインでのイベント観覧が可能です。
「日本を代表する外国籍人材雇用のロールモデル」となるファイナリストの5社によるプレゼンテーションのほかに、グローバル化社会×デジタル申請をテーマにゲストの講演を予定しております。

<one visaの情報はこちらから>

one visaホームページ

外国人雇用に必要な知識のイロハを提供する情報サイト one visa journal

なみのイベント&インタビュー感想

僕はイベントを通して、今、日本で働いている外国籍の方々は労働力としてではなく、お互いの考えや文化を深め合うためにとても貴重な人材だと感じました。

彼らはとても厳しい関門を通って、日本に滞在してくれています。
そしてこれから日本に滞在してくれる外国籍の方はもっと増えていくと僕は思っています。
今回のイベントを通して、僕たち日本人が外国籍の方々が日本で過ごしやすい環境作りをしていかないといけないと思いましたし、外国籍の方と交流をする場を作っていく必要があると感じました。

インタビューを通して、岡村さんの「みんな自問自答するべきである」という点でとても共感しました。今の時代は、情報が異常に流通しているからこそ、自分で取捨選択して、本当にこの情報が正しいのか、メディアにただただ流されるだけでなく、自分で立ち止まって思考して行動に移すということが大切だと思いました。
僕自身も今回のトークセッションのように、まずは問題について知り、そして考えることを止めずに多文化共生社会を作っていきたいと思います。

オンラインイベントはまだまだ開催していく予定です!
次回の開催情報に関してはぜひ下記からご確認ください!

皆様のご参加をお待ちしております!

今後のオンラインイベント開催情報について

【多文化共生インタビュー】李姉妹にとって、「アイデンティティについて考える」とは。発信者の想いに迫る。

地球に暮らすみなさま、初めまして、こんにちは。

ボーダレスハウスサポーターのひなのです!

私は移民難民問題などに興味があり、ボーダレスハウスのオンラインイベントにこれまでよく参加していましたが、この度はサポーターとして、「ボーダレスハウスラボ」というイベントに関わらせていただくこととなりました。
ンラインイベント「ボーダレスハウスラボ」についてはこちら

オンラインイベントでは毎回、サポーターによるイベント開催レビューとインタビュー記事をUPしています。
前回のイベント記事はこちら『きっかけは就職活動のおかしな仕組み。ソーシャライズ代表中村氏が語る多文化共生を会社で実践する方法とは』

そして今回は2回目のイベントレビュー!ゲストは、日本在住の中国人姉妹YouTuberの李姉妹でした!

お二人は、YouTubeを通して、中国語学習動画配信をはじめ中国文化や李姉妹の生い立ちなど様々なエピソードを配信しており、多世代から愛されています。なんと、チャンネル登録者数は約20万人!
この記事では、イベントのダイジェストとともに、イベント後のインタビューで改めて聞いた「アイデンティティ」に対する李姉妹の想いについて、レポートしたいと思います。

YouTubeで日本と中国の懸け橋に!李姉妹の発信の奥にある想い

オンラインイベントでは、まずお二人それぞれのライフログが紹介されました。

妹のしーちゃんは日本で生まれ、幼い時に数年中国にいたそうですが、ほとんど日本で暮らしてきました。一方、姉のゆんちゃんは日本・中国・ニュージーランドと国際的な移動をこれまで多く経験したそうです。しーちゃんもゆんちゃんも同じ時期に会社を辞め独立し、しーちゃんの提案で李姉妹チャンネルがスタートしました。

発案者のしーちゃんは、当時英語学習のYouTubeをみていましたが、中国語バージョンがないことに気づいたそうです。そして中国語の話せるゆんちゃんに声をかけ、「姉妹でなら始めてみてもいいかもしれない!」ということで始めました。

再生数が伸び、注目が集まったお二人の生い立ちを話した上記の動画についても、お話ししてくださいました。

YouTubeを始めるまで、李姉妹のお二人は自らのアイデンティティについてあまり考えたことはなかったそうです。特に中国籍であることをネガティブに捉えることもなく、暮らしていたと言います。

その理由について、ご両親の影響も大きいと話していました。李姉妹のご両親は「馴染むタイプ」で、自然と日本の環境を受け入れ、積極的に近所の人と交流している姿を小さい頃から見ていたそうです。

それでも、自分たちの生い立ちについての動画を作成しようと思ったきっかけは、自らのアイデンティティに悩む李姉妹チャンネルファンとの出会いでした。そこで、自分たちが発信することで「他にもこういう人いるんだ」という風に思ってくれれば、という想いがあったそう。

李姉妹が動画で伝えたいこと

「国単位で中国を理解しようとすると、近く思えない。やっぱり個人とか、すごく小さいこととかを色々知っていくと、大きいまとまった情報と違う面が見えて、近く思えるんじゃないかと思います。」

このようにお話ししているように、李姉妹はみんなが共感できる身近な話題についていつも等身大で発信されています。

アイデンティティについても、

「それぞれの環境によって悩みが違うし、悩みが完全一致する人なんていない。でも、「こういう人もいるんだ」みたいな感じで、ちょっとでも自分のルーツとかアイデンティティに対する考えを明るいものにしてもらえたらなと思います。」(しーちゃん)

「自分をまずは受け入れること。そこからポジティブに考える。自分だけ、という風に考えず、世の中にいろんな違う悩みを持ってる人がいることを知り、明るく楽しく前向きになってほしいなと思います。」(ゆんちゃん)

と、個人を尊重した、とても前向きなメッセージをいただきました。

【イベント後インタビュー】「個」を尊重したポジティブな「アイデンティティ」の話へ

イベントが終わってみて、お二人の感想や改めてアイデンティティのことを話してどうだったか、そして発信者としての想いをお聞きしました。

ー 今日イベントをやってみて、より考えたことなど、率直な感想を教えてください。
(しーちゃん)YouTubeとはまた違ったlive形式のイベントは初挑戦で楽しかったです。改めてアイデンティティについて質問を受けて思考することで、私自身勉強になりました。

(ゆんちゃん)アイデンティティっていう問題は難しい問題ですし、結構興味持ってる人が周りにたくさんいるなってことを実感しました。自分たちも改めて考えることはそんなになかったので、こういうトークセッションを通して考える機会になれたかなと思います。

中国のこと発信することに不安がなかったかという質問の回答の中でYouTubeはカメラに向かって話すだけだからあまり不安がなかったとありましたが、一方向のYouTubeでの発信と、今日のような目の前にレスポンスがあるような対話型イベントとの違いは何でしょうか?
(ゆんちゃん)逆にこういうイベント型だと、興味がある方が集まってくださっているので、不安なく話せました。YouTubeだと不特定多数のいろんな人がいるので、こういったセンシティブな話題については、相手の表情もみれますし、逆に安心して話せたな、というのはあります。

(しーちゃん)私もそうですね、こういうイベントだと、YouTubeの動画との差別化はできるなと思います。あらかじめ興味を持ってくださる人がいるっていう安心感がありますし。あとは、このリアルタイムな感じがいいなと思います。

ー事前の質問で「自分たちに対する反発や心ない声に対してどう向き合うか」とか「分断されつつある世界について感じること」などの質問が寄せられています。「アイデンティティについて考えなくちゃいけなくなる」きっかけを生み出す誹謗中傷とかメディアの報道についてどうお考えですか?また中国人のロールモデルとして今後どういうアクションをしたいですか?
(しーちゃん)正直、世界とか国の情勢とか、私個人としてはそんなこと全然詳しくなくて。「こういう国の政治についてどうお考えですか」とか、言われると自分としては結構違和感があります。メディアに関しては、偏ってるところはあると思うんですけど、でもそれを自分たちの発信でどうこう変えようとかは考えていません。それよりも、見る人が変わる方がいいのかなと思っています。

(ゆんちゃん)誹謗中傷についてなんですけど、自分たちはその辺はコントロールしようがないので、自分のメンタルとか調整して、気にしないという形でこれからは発信したいなと思っています。
メディアに関しては、ある程度コントロールされているもの、偏ってるものが多いです。すごく印象的だったのは、YouTube始めてからコメントで、「なんで中国の子どもってあんなにビルの間に頭挟まるの?」とか言われるんですよ。それ言われて改めて、テレビとかニュースの衝撃映像とかで「中国のビルで、子どもが頭挟まった」とか多いなって思いました。でもそういうのは私たちもコントロールできないので、自分たちのチャンネルではメディアとは違う部分で発信しようと思っています。例えば、自分たちが中国でいった場所とかお店とかを紹介して、自然と中国の良さが伝わるような動画を作りたいです。これから旅行とかできるようになったらそういう動画をたくさん作っていきたいなあと思います。

ー 「日本でお母様がご近所の方と積極的に交流していた」というありましたが、「常に自由に柔軟に、物事を捉えて受け入れる」という考え方は、このお母様の交流する姿から影響されたのでしょうか?

(ゆんちゃん)そうですね、親の影響は結構大きいと思います。やっぱり子どもの頃って、親の背中を見るというか、親の行動が子どもに反射するって言われるじゃないですか。アイデンティティについても、そこまで深く考えずに、なんか自然と暮らしていたのは、結構親の影響はあったのかなって思いますね。

ー 姉妹で活動する中で、二人のお互いのアイデンティティについて話したり、語ったりすることもあるんですか?
(しーちゃん)アイデンティティの話は、あの動画を作る前に初めて話しました。
(ゆんちゃん)そうですね、初めてです。

(しーちゃん)二人とも結構経歴が違う割には今の考え方は結構似てるんですけど、そこは結局姉妹だなあと思います。
だから、逆を言えば経験が違っても、同じような考えにたどり着くことができるっていう感じなのかなあって思いますね。お姉ちゃんと話す機会ができてそう思いました。

(ゆんちゃん)YouTube始めて、話す機会は本当に昔より増えました。昔から仲は良くて、服やメイクなど身近な話題について話す機会はあったんですけど、例えばアイデンティティとか、そういう話題は結構なくて。YouTube始めてからは、やっぱりネタを動画作る前に二人で話し合って作るので、毎回毎回いろんな話題での話し合いが増えたので、なんか理解深まった感じがします。あ、しーちゃんそういえばそうだったんだ、みたいな。

ー ありがとうございます。なんかお二人のその一人一人のパーソナリティが見えるのもすごくいいなと感じました。最後に読者へメッセージをお願いします。
(しーちゃん)こういうアイデンティティとか、異文化とかっていろんな捉え方ができると思うので、この記事を読む方もそういうのに興味がある方なのかな、と思うので、私たち以外にも、この記事以外にも色々と興味を持って、見たり聞いたりしていただけたら嬉しいです。

(ゆんちゃん)政治的な問題とか、歴史的な問題について普段メディアで目にする機会もどんどん増えてきて、みんなそれぞれ中国って国に対していろんな考え方を持つと思うんですけど、普段中国人と接する機会がある時は、「国」単位ではなくて、個人として、接してあげることができたら嬉しいなあと思います。見た目とか考えとかは違いはあると思うんですけど、アイデンティティっていうのはみんなの個性でいい風に働くし、異文化交流も有意義な、ポジティブな話題、印象になってほしいなと思います。

筆者のイベント&インタビューを終えての感想

李姉妹のお話を聞いていて、私たちが「国」や「文化」で個人を括ってしまいがちなこと、その結果「アイデンティティについて考えること」がネガティブでセンシティブなことになってしまっている、という問題点に気づかされました。

李姉妹は、そこを「個人の問題」「自分自身との問題」と割り切って、アイデンティティについて前向きに、ポジティブに捉えていたので、その捉え方は非常に勉強になりました。

また、李姉妹は自分たちのチャンネルで社会を変えたい!みたいな考えは一切なく、「こういう人もいるんだ」「こういうところもあるんだ」というのを自然に伝えたい、という風におっしゃっていました。このような、視聴者に気づきを与える動画を発信なさっていることはとても意義があることだなと思いましたし、違う視点から、改めて李姉妹チャンネルの良さを感じ、もっと好きになりました!

この記事の読者の皆さまもぜひ、李姉妹の動画をいろんな観点で見てみて、自分の視野を広げたり、気づきを広げてみてください!

李姉妹チャンネルはこちら

【多文化共生インタビュー】きっかけは意味不明な採用活動への疑問。ソーシャライズ代表中村氏が語る多文化共生を会社で実践する方法とは

皆さま、こんばんは!ボーダレスハウスサポーターのなみです。
香川在住の高校3年生で多文化共生や多文化理解に関心があって、ボーダレスハウスのイベントを参加者として参加していたのですが、今ではボーダレスハウスのサポーターをやってます!

ボーダレスハウスでは多文化共生にまつわるオンラインイベントを9月からスタートさせました。オンラインイベントに関してはこちら

第一回目が9月3日に開催され、外国人労働者の第一人者である若手起業家中村拓海さんと岡村アルベルトさんを講師としてお招きして日本の外国人就労の現状とビジネスとしての多文化共生社会創りについてお話してもらいました。

イベントの内容はとても濃かったのですが、90分という短い時間ではまだまだゲストの方にお聞きしたいことがたくさん…

そこで今回の記事では、もっと多文化共生についてゲストの想いを引き出すために高校生の僕がリポーターとして株式会社ソーシャライズの代表の中村さんにインタビューしました!

イベントの中身をチラ見せしつつ、中村さんの事業に取り組む姿勢から多文化共生社会を作るヒントをレポートしていきます。

〈イベントレビュー〉若手起業家が語る日本の外国人就労の今と未来

オンラインイベントでは、中村さんは外国人就労をテーマに自分の大学時代の経験や現在行なっている事業や日本企業の実態の事例を交えて、いかに外国人が日本の企業で就職することが難しいのか、日本の企業が外国人をただの労働力だ思っている問題点を伝えてくれました。
下記では、簡単にイベント内でのポイントをピックアップしてご紹介させていただきます。
オンラインイベント開催概要について

中村さんは大学生時代の留学生の友達が日本企業で就職活動している時に、面接も受けれずに全ての企業を落ちていったのを見て、自分はこんな日本企業に就かずに、自分で会社を立ち上げたほうが良いと考え、起業されました。

株式会社ソーシャライズは外国籍の人を取りたいと言っている日本の企業の「採用」と「育成」と「活躍」と「定着」の4つのサービスを提供している。また、学校などと連携して幅広い就職支援プログラムを開発して実施しています。

〈株式会社ソーシャライズ代表中村拓海さんのプロフィール〉

1990年生まれ。自身の経験から、外国人留学生の積極的採用・積極活用の新時代を創る事業構想を思い立ち、東京外国語大学在学中の2014年11月に起業。外国人専門の人材コンサルタントおよび留学生専任キャリアアドバイザーとしてマッチングに取り組む。そのノウハウを集約して2020年2月に高度外国人材コミュニティ”WEAVE“をスタートさせ、人材の多様化とイノベーション創出を目指す。
株式会社ソーシャライズ

日本での留学生全体の就職率は25.7%

まずは留学生支援についてです。日本での留学生全体の就職率は26.6%。これはとても低い数字です。
なぜこんなに低いのか、それは留学生は就職に伴い、日本語、就職情報、時間、資金、在留資格の5つの壁にぶち当たってしまうからです。
そこで、ソーシャライズでは留学生の支援は5つの課題を20タイプの留学生に当てはめて必要な支援を提供しています。

● 平成30年度の卒業・修了留学生総数:100,893人(出所:JASSO『平成29年度外国人留学生進路状況・学位授与状況調査結果』)
● 平成30年度の企業等への就職を目的として行った在留資格変更許可申請に対して許可した数:25,942人(出所:法務省『平成30年における留学生の日本企業等への就職状況について』)
● 25,942 / 100,893 = 25.7%

外国人を雇いたいというニーズ少ない

中村さんが7年間事業活動をしてきて気づいたことは外国人を雇いたい企業が少ないということです。これが外国人採用をする上での問題です。

日本企業は「問題なく働けるなら外国人でも良い」とは言いますが、本音では日本人を雇えないから最悪、外国人を雇えば良いと考えています。

また「国際関係なく、優秀な人を取る」とも言われていますが、実際には、”優秀さ”が”表面上の日本語力”ばかりで判断されている実情があるのです。

支援すべき外国人が見えてない

一件沢山の外国人が日本に在留しているように見えますが、実際にはごく一部の国が大半を閉めています。
少ない数の国の人々から日本社会は外国人に関する一般化をする傾向があります。
例えば、中国人は自分勝手で怒りっぽい。イギリス人は食に無頓着。ロシア人は無愛想で冷たい。インド人はターバンを巻いている。
もちろん、一般化することによって違いは分かりやすくなりますが、理解と判断を誤ってしまうこともあります。中村さんは毎年500人の外国人労働者と話していますが、一国のイメージで捉えるのではなく、目の前の個人を尊重しなければ本当にその人に必要な支援は見えてないのではないでしょうか。

中村さんの講義からは日本の外国人就労の問題点が沢山見えてきました。

【イベント後インタビュー】日本の企業が外国人労働者を雇う気もないのにダイバーシティやグローバルとか言うべきではない

イベントでは伝えきれなかった想いや、イベントに参加できなかった皆様にももっと内容を深く知ってもらうために、イベント終了後に、中村拓海さんにインタビューさせてもらいました。

イベントの中で、外国人が日本で働くサービスだと捉えたときには、企業と人をつなぐリクルーティングのイメージでしたが、ソーシャライズは繋ぐ役割を果たすだけでなく、外国人労働者の方の日本語教育などのケアをしていること、本質的に海外の方が必要としているアプローチをしているという点がとても印象的でした。

なみ:イベントのなかで起業を目指されたきっかけは大学の外国籍の同級生の就職活動への違和感だと仰っていましたが、そもそも中村さんが外国や異文化に惹かれた理由はなぜだったのでしょうか?
中村氏:きっかけは高3の受験準備のときです。それまではバドミントンに打ち込んでいて、まったく異文化や外国を強く意識したことはありませんでした。
しかし、高3の受験準備の時に、日本の大学受験制度にとても違和感を持ち、海外の大学に進学することを思いつき、バイトで資金をためてカナダのバンクーバーに行きました。
残念ながら、一か月で資金は底を尽きてしまい、進学せずにすぐに帰国したんですが、その一か月だけでも新しい文化に出会ったり、どんどん自分の価値観が変容していく楽しさを知りました。そして東京外大に進む決断をしました。

なみ:高校生の頃から違和感に対し、行動を起こす中村さん、すごいパワーだと思いました。異文化に触れる環境に身を置くことから外大と仰っていましたが、数ある大学のなかからなぜ東京外大を選んだんでしょうか?
中村氏:その理由は僕が11歳の時にあったアフガン戦争にあります。アフガン難民の存在を知り、何かできることはないかと考えて、最初パシュトゥー語を勉強できるところを探していたんですが、パシュトゥー語がなく、「それなら隣のウルドゥー語を勉強しよう」ということで東京外大に決めました。

このアフガン難民との出会いが、僕の起業の想いにも繋がっています。

なみ:アフガン難民への想いがイベントの中でも話されていた「Difference is Value」というモットーに繋がっているんですね。それでは、中村さんがソーシャライズを通して、ご自身の変化と課題についてを教えて下さい。
中村氏:いっぱいあります。(笑)
仕事の内容の面でいうと、起業したからこそ、全部自分でやれるようになったのが変化だと感じています。

英語で授業したり、面談したり、ウェブサイトを作ったり、動画撮影編集したり…普通に就職してたら、こんなこと絶対しませんし、できません(笑)割と何でもチャレンジできるようになりました。

課題としてはビジョンを体現してくれる仲間を見つけたり、どうやるのかを伝授したりするのが苦手なので、価値観が広がっていきにくいことが課題で、今後はそこを強化していきたいですね。

なみ:なるほど、何でも自分でやる!!というのはまさに起業家な気がしますね。では 事業を続けている中で現在感じているやりがいとはなんですか?
中村氏:就職決まった人が初任給でにご飯を奢ってくれることですかね(笑)
ただのビジネスライクな関係ではなく、ちゃんとその人と向き合って築き上げてきた信頼や距離感だからこその出来事だと思っていて、これは人と人の繋がりをベースにして関係が切れてないことの証明ですし、とても大切にしたい経験です。

就職した後も、関係性が続いていく方が多く、それがやりがいに繋がっているし楽しいです。

なみ:日本の会社の意識で、足りないと感じること、違和感を感じることはなんでしょうか?
中村氏:語っている言葉と実態が異なることにとても違和感を覚えます。
外国人を受け入れるのが良くて、受け入れないのが良くないということではなく、問題点は企業がダイバーシティやグローバルなどのキーワードを掲げて、違いを持った外国人を募集しているにもかかわらず同質の人しか雇わないことです。
そのキーワードに惹かれて、日本語を一生懸命勉強して来てくれたのに実際には迷惑がられたりする。それってすごく理不尽じゃないですか?
SDGs、グローバル、ダイバーシティ…流行りの言葉は使うのに実情は上場企業でも外国籍社員は平均して全体の0.26%しかいない。
それらの言葉を語るならもっと多様化しようという努力が数字に見えるべきだと思います。

なみ:海外の移民政策や、就労の事例で成功している事例や、多文化共生が成し遂げられている事例があれば教えてください。
中村氏:カナダでイマージョン教育をして、自分たちのコミュニティの仲間として外国人を引き受けている事例があります。
あと、経済規模の観点からで上手くいっているのはシンガポールでどの国からどういう役割を担う人何人まで受け入れるか、枠組みを決めて就労許可証を発行していて、マネジメントが成功していると聞きます。

なみ:外国人人材が現在「安価な働き手」として扱われて、人権意識が欠けている状況があると思いますが、こちらの原因や解決策はあると思いますか?
中村氏:解決策は世代間にギャップがあるということを知って、対話し続けことしかないですね。
例えば、実際にお客様のなかでも中国の方を「シナ」と呼ぶ方がいます。僕らからしたらとても差別的な発言だと違和感を感じますが、世代によっては周りが当たり前に使ってきたから何の気なしにその言葉で人を形容します。
世代間にそういう格差は必ずあるんです。だからこそ知るため、違和感を確認し、改善し続けるために対話は必要なんです。

なみ:セミナーの中でもありましたが、withコロナの日本の外国人就労はどうなっていくと思いますか?
中村氏:コロナの影響で経済規模が縮小しています。そのため、企業が経済活動したくても、需要がないので投資ができないのです。また、企業はコストカットするために、一番最初に減らすのは地代家賃や人件費などの間接費で、外国人社員も実際に解雇されています。
中には不当解雇と思われるケースもあるのですが、彼らは労働基準法を知らないから、労働基準監督署に駆け込むことはないし、不利な扱いをしても訴えることはないと雇い主は知っているのでしょう。
国籍の違う人はマイノリティであるが故に弱い立場に陥りがちであり、法律や制度によるセーフティネットを利用できないことも多くみられます。その弱みにつけこむ事例も残念ながら見受けられます。

本来、外国人労働者は合法な在留許可を手に入れないといけないのに、働けず困っていることを利用して、不法に就労を斡旋する業者も存在しています。

日本の企業がそういった弱みを握って外国人を利用することはひどいことですし、変えていきたいですね。

なみ:多文化共生について読者に中村さんが持っていただきたい考え方や、伝えたいことがあれば教えてください。
中村氏:違いを楽しむことです。
僕が外国籍の人と仲良くなりたいのは自分の知らないことを教えてくれて楽しいからです。人間は楽しいことがないと物事を続けることはできないと思いませんか?
持論ですが、理想的なダイバーシティとはダイバーシティを推進して外国人労働者を無理に募集するのではなく、違いを楽しんでいたらいつの間にか人が集まって気づいた時に、いろんな人がその場がいて、ダイバーシティな世界になっていること。
振り返ってみたら、ダイバーシティってのが僕は素敵だし、理想だと思っています。

なみ:振り返ったら、ダイバーシティだった、とても素敵ですね。中村さんの熱量がとても感じられる貴重なお話ありがとうございました!
先日のNHK worldにて、留学生の就労支援の様子を取材されております。ぜひ合わせてご確認ください!

【NHK world取材記事】Foreign Students – Japan’s Future
※英文記事になっています。

ソーシャライズさんと一緒に社会を変えるインターンをしてみませんか?

現在、ソーシャライズでは三種類のインターンを募集しています!!
詳しいことはぜひ下記HPから!皆様のご応募をお待ちしております。
ソーシャライズインターン情報

なみのイベント&インタビュー感想

今回のイベントは自分の興味のある外国人労働者についての内容でとてもワクワクしました。今の日本は、少子高齢化で働く人が少なくなっていく中で、外国人の方の労働力はとても大きな力を担っています。

イベントで中村さんのお話を聞いてみて、日本の企業はただただ、グローバルやダイバーシティと語っているだけで、自分のメリットのことしか考えていない企業が多いことにショックを受けました。

今、日本は、外国人のことを労働力として思うのではなく、一個人としてしっかりと尊重すべきだと思いました。将来、社会を担う我々、若者がそういった意識を今のうちから持ち、今より外国人労働者が働きやすい環境になり、日本を本当の意味でのダイバーシティを創り上げていきたいです。

今後のオンラインイベント開催情報について

株式会社ソーシャライズ WEBサイト

【いまこそ多文化共生を考えるリレートークvol.2】テレビでは分からない脱北者のリアル~祖国への愛と自由の葛藤

みなさん、こんにちは。ボーダレスハウスのYuyaです。

ボーダレスハウスでは、コロナ禍で国境に分断が起こってしまっている中で、世界をふたたび繋いでいける人を応援したいと考えています。

そんなみなさんのキャリアや人生の選択の参考になればと思い、「#明日をグローバルに。世界に挑む○○さんによるトークセッション」を開催して参りました。
トークセッションの詳細と過去映像はこちら

そんな中で、私たちは一つの問題に出会いました。
ジョージフロイドさんの死によるblack lives matterキャンペーンとデモです。

ボーダレスハウスが目指す社会とは「お互いがリスペクトし合える差別偏見のない多文化共生社会」です。

私たちが目指す多文化共生の最初の一歩、それは世界に多様な価値観が存在しており、それを受け入れること・知ることです。

そんな私たちだからこそ、この問題に対してできることがあるのではないかと思い、多文化共生社会を目指し、悩みながらも活動し続ける3名のゲストをお呼びし、「いまこそ多文化共生を考える」オンライントークセッションを企画しました。
企画の想いについてはこちら

本日は7月2日に開催されたHEO JUNさんによるトークセッションをレポートさせていただきます。

「自由を掴み取るのに17年かかった。」北朝鮮で生まれ、韓国に逃れたJUNさんの人生録とは

今回ゲストでご登壇頂いたJUNさんは1992年に北朝鮮で生まれ、政府に疑問を持ち2009年に脱北をしてからは韓国でyoutubeなどを通して活動されている脱北活動家です。

ニュースでは拉致問題や、核保有など、なにかと取り上げられておりますが、国内の状況や市民の生活・文化については全く見えてきません。

海を挟んですぐの隣国なのに近いようで、とても遠い国、北朝鮮。

今回のイベントではニュースでは知ることができない北朝鮮で生きる市民のリアル、そして脱北者の現状をJUNさんにお話していただきながら「国境と相互理解」について一緒に考えていきました。

当時10歳の私は強制収容所で母と再会しました。

JUNさんの脱北のストーリーは私たち聞き手にとっては衝撃的なお話でした。
JUNさんが脱北を考え始めたのは。お母さんが脱北しようと試み捕まってしまった時、まだ10歳だったJUNさんはお母さんとの再会を強制収容所で果たしました。

北朝鮮が世界で一番豊かな国だと唱える共産党員の家族のもとで過ごし、教育も受けてきたJUNさんにとって、強制収容所で見たお母さんの姿は、初めて生まれてきた北朝鮮という祖国に疑問を抱いた瞬間だったと仰っていました。

それから4年後、JUNさんは初めて祖国を出ました。

世界で一番素晴らしい国だと言われていた祖国の虚像。

14歳の頃、お母さんとの再会を目指し、中国へ脱北したJUNさん。
ずっと祖国は世界一の国だと教えられていたJUNさんは、脱北して初めて見た北京の街並みに衝撃を受けたと仰っていました。

小さいころから一番世界ですばらしい国だと教えられていた祖国の姿は虚像でしかなかった。JUNさんの政府への疑問は膨らんでいきました。

一度目の脱北はすぐに北朝鮮に連れ戻され、そこから2度目の脱北を試み、2010年、韓国へ渡りました。

「わたしが求めていたのはなにもない草原でハンバーガーを食べる平凡な日常。自由を手に入れるためにたくさんのものを諦めました。自分の人生・家族・国・友人。それでも韓国での一日目は私にとって人生で一番幸福だと感じた一日でした。」

自由を手に入れるためにかかった17年の月日。
そして諦めなければいけなかったいろんな可能性。

それを聞いて、改めてなんでもない日常がこんなにも近くの国では非日常であること、そして自由の尊さをJUNさんのお話から感じ取りました。

JUNさんの自己紹介動画を詳しくご覧になりたい方は下記リンクから字幕を日本語に変更してぜひお聞きください。


 

韓国での新しい日々、JUNさんの今後の目標

ライフストーリーのあと、JUNさんは私たちの多くの質問に答えてくださいました。
韓国では政府の保護下で生活していることや、脱北者のなかでもランクがあり、それによって韓国政府の保護のレベルが変わることなど私たちの知らなかった脱北者の方のリアルがそこにはありました。

JUNさんのお話から気づいたことは「脱北者」というイメージでくくってしまっていたけれど、脱北者の人々の日常は私たちの日常と変わらないことです。

普段は働いて、友人と共に休日を過ごす何気ない日常は彼らにとってかけがえのないものであり、同時に国境やルーツは違えど、私たちとおなじ感覚・感情を持っているのだと感じられました。

JUNさんは最後にこのようなメッセージを私たちに仰っていました。

「確かに北朝鮮の政府の指針は私も疑問に思うことが沢山あるが、それでもやはりフェアな報道を世界には行ってほしいし、皆さんにもフェアな報道を受け取ってほしいです。私は自分の生まれた故郷が好きです。とても美しい景色がある街です。そこに住む人々も自由を制限されながらも日々を大切に生きています。どうか皆さんには政府としての北朝鮮ではなく、そこに住む人々のことを知っていってほしいと思っています。」

テレビのニュースで見ることや知ることが出来るのはほんの一部。
生身の人間の営みがニュースの裏には必ずあることを知る必要性を感じられたトークセッションになりました。

沢山の素敵な感想をいただいたので、数名記載させていただきます。

大学生のありささん(仮名)
「自由という二文字を手に入れるのに17年かかった、という言葉は本当に胸にくるものがありました。人生の背景が違えば、言葉の意味や重さも変わってくるということをこれほど強烈に感じたことはありません。韓国語はわからないですが、とても伝わってくるものがあり、うんうんと頷きながら聞いてしまいました。 そして「今日僕がした話で韓国のことを悪く思わないでほしい」という言葉や、 「家族にお金を送りたい」「貢献したい」という言葉など、JUNさんが本当に広い心と大きな愛を持った方だということが伝わってきました。 いろんな困難を乗り越えてきたことが、人への思いやりに繋がっていることはJUNさんの強さだと感じました。」

社会人のりょうさん(仮名)
「脱北者の方のリアルなお話が聞けて、自由や平凡な日常って当たり前じゃないと思ったし、脱北者の方の中にも格差というか、お金持ちだけが脱北できるという現実があることも知れました。また、日本も韓国も北朝鮮の情報は政治戦略として使っていて、本当の国民の姿はあまり知ろうとしていない気もしましたし、
脱北者が考える韓国の人の意識の差や統一に関するリアルな声を聞いて、もっと改善する余地やメディアや教育がするべきこともあると思いました。」

残念ながら有料開催のため、トークセッションの映像をお見せすることはできませんが、今回のトークセッションのレビューでJUNさんについて興味を持ってくださった方はぜひJUNさんのYOUTUBEチャンネルをご覧ください。

JUNさんのYOUTUBEチャンネル

映像は韓国語となりますが、英語字幕や日本語字幕のものも多くあります。

そしてボーダレスハウスでは参加者の皆様からの熱い要望もあり、JUNさんとのトークセッション第二弾も企画中ですので、ぜひ続報をお待ちくださいませ。